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クラミジア(細菌性)・・・性病疾患第1位

■原因と感染経路


『クラミジア・トラコーマティス』という菌が様々な病気を引き起こします。
セックスやオーラルセックスによって感染しますが、10代、20代の感染者が圧倒的で全体の60%を占めています。性感染症の中で最近もっとも流行しており、全国で約100万人以上の感染者がいると推定されています。

中でも特に若い女性に急増しており、そのほとんどが無自覚のうちに感染しています。感染していても女性の80%、男性の50%が無症状なので、気が付かないうちにパートナーにうつしてしまっています。
性生活を持つ人にとって、他人事ではありません。


■クラミジアによって起こる病気/男性


【男性クラミジア性尿道炎】
感染後、1〜3週間の潜伏期間ののち発症します。
尿道から白っぽいウミが出て、わずかに違和感(かゆみや、オシッコをするときの痛みなど)を伴ないます。自覚症状があまりひどくないのが特徴です。

【前立腺炎】
尿道とつながっている前立腺に炎症が及ぶと会陰部不快感(睾丸の付け根から肛門の前辺りの違和感)、残尿感、下腹部不快感などの症状を感じることがあります。
前立腺に圧痛、固結箇所ができます。

【副睾丸炎】
男性クラミジア性尿道炎の5%程度に副睾丸炎を併発します。
副睾丸(睾丸の上に付着している臓器)やその周辺がはれて圧痛が出てきます。

■クラミジアによって起こる病気/女性

【流産・早産・不妊・胎児への影響】
感染後、1〜3週間の潜伏期間ののち発症します。
膀胱炎症状や下腹部痛、性交痛などを感じることもありますが、無臭で白い粘液状のおりものが増えるといった程度で、自覚症状がほとんど無いことが多く、放っておくと不妊症や流産の原因となることがあります。また母親が感染していると新生児の約20〜30%が産道内で感染し、結膜炎や新生児肺炎を起こすといわれています。

何よりも早期発見、早期治療が大切です。


■検査法


男性は尿検査を行います。
女性は子宮入口の細胞を採取して検査を行います。 この検査法は近年開発されたDNA増幅法と言われるもので、精度が非常に高くなります。

■治療法

薬の服用で、2〜4週間でクラミジアが消滅します。
言うまでもありませんが、治療中のセックスは厳禁です。
なお、完全に菌が消滅していない可能性も考慮して、治ってから2週間後には再検査を行うことが必要です。

■パートナーの治療

片方が治療で完治しても、相手が感染していると「ピンポン感染」と言って再発を繰り返すことになります。パートナーが感染していると約50〜60%がクラミジア感染症を起こすといわれています。性病科でのペア検診・治療をお勧めします。

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