【膀胱炎】
女性に多く発症しやすく、急性の膀胱炎は抗生剤の使用で比較的簡単に治ることが多いのですが、ちょっと油断をしていると再発を繰り返しやすい病気です。
大きくは急性膀胱炎と慢性膀胱炎、そして新しい概念として間質性膀胱炎に分けられます。
■急性膀胱炎
20〜30歳代の若い女性に最も多く発症し、閉経前後の中高年期の女性にも比較的多い膀胱炎です。過労、睡眠不足、風邪、体の冷え、排尿の我慢、性生活などが誘因となることが多く、症状としては頻尿といって、さっき排尿したばかりなのに、またすぐトイレに行きたくなってしまう状態、また排尿の時、特に排尿時末に痛みがあるなどです。さらに血尿になったり、尿が濁ったりすることもあります。その他残尿感、下腹部不快感・鈍痛、尿漏れなどがあることもあります。通常発熱はありませんが、38度を超える発熱、悪寒、腰痛がある場合は菌が腎臓の方まで入って行って腎盂腎炎を併発しているおそれがあります。軽い急性膀胱炎の治療には水分を多く取り尿の量を増やして膀胱の中の細菌を洗い流すことが有効です。
■慢性膀胱炎
もともと尿路になんらかの病気(前立腺肥大症、尿路結石、尿道狭窄、膀胱腫瘍など)が原因で発症することが多く、これらの基礎疾患を治療しない限り治りにくく治療は長期化します。自覚症状はほとんどなくても尿検査などで膿尿や細菌尿が発見されることが多く、男女の区別なくみられるのが特徴です。
尿路の先天性奇形を有する幼少児でも発症します。
■間質性膀胱炎
尿が膀胱の間質(上皮と筋肉の間)にしみこんで慢性的に炎症を起こし進行すると膀胱が委縮していく病気です。
原因がいまだに不明で治りにくい膀胱炎ですが、中高年の女性に多く、男性や若い人でも発症します。昼夜を問わず何度もトイレに行く頻尿、尿意を感じるとすぐにトイレが我慢できなくなる尿意切迫感、残尿感や下腹部の圧迫感などが出ることが多いのですが最も特徴的なのは尿が溜まってくると膀胱部に不快感や痛みが強くなり排尿すると軽くなる症状です。膀胱や尿道だけでなくその周りや下腹部、腰、大腿部まで痛むこともあります。
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