名古屋栄 松坂屋本館正面玄関北向 いちご栄ビル6F 性感染症内科・ED治療・AGA治療の泌尿器科専門クリニック

医療法人 正進会

丸善クリニック | 淋病(細菌性)

淋病(性感染症の第2位)

原因と感染経路

淋病は、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)が原因で発症する性感染症です。主にセックスやオーラルセックスを通じて感染しますが、まれに抵抗力の弱い子供や高齢者が銭湯やトイレを介して感染することもあります。

淋病によって引き起こされる病気

男性の淋病関連疾患

男性淋菌性尿道炎

淋病に感染後、2~7日の潜伏期間を経て発症します。1回の性行為による感染伝達率は約30%と高く、初期症状として尿道の軽いかゆみや熱感、悪臭のある黄色いウミが外尿道口から出ることがあります。排尿時にペニスの先端に痛みや灼熱感を感じることもあります。放置すると慢性化し、尿道が狭くなり、血尿を引き起こすこともあります。

前立腺炎

感染が尿道から前立腺に広がると、会陰部の不快感や残尿感、下腹部の不快感が現れます。前立腺に圧痛や硬結が見られることもあります。

副睾丸炎

治療を行わないと、淋菌が尿道から上行し、副睾丸炎を引き起こします。局所の炎症が強く、副睾丸が腫れ、圧痛を伴います。また、淋病の20~30%にクラミジア感染が合併するため、クラミジア検査も同時に行うことが望ましいとされています。

女性の淋病関連疾患

淋菌性子宮頚管炎

女性の場合、黄色や緑白いおりものが増加し、オシッコの際の痛みは少ないことが多いですが、下腹部の痛みや不正出血が見られる場合は、かなり進行している可能性があります。

検査法

男女共に、クラミジア感染症同様の方法で検査を行います。

治療法

淋病の治療には抗生物質が使用されますが、様々な型の細菌と混合感染している可能性があるため、テスト結果を待つ間は一般的によく使われる薬を用い、結果が判明後にそれぞれの細菌に合った薬を使用して治療を行います。必ず専門医(泌尿器科)で診断を受けることが重要です。

パートナーの治療

淋淋病の治療では、パートナーとの検診・治療を推奨します。片方が治療を受け完治しても、もう一方が淋病を保菌している場合「ピンポン感染」と呼ばれる再感染のリスクがあるため、注意が必要です。